XP祭り関西 2013/04/27

鶴見区民センター小ホールで行われた、XP祭り関西に参加しました。
感想を中心に書いてみます。

【出版記念講演】
「アジャイルの夢を現実に! - プラクティス・プラクティス -」 阪井さん 資料
・アジャイル開発が導入できなくても、ソフトウェア開発の問題に応じて、
 アジャイル開発のプラクティスを導入すれば、大きな効果が得られる。
・21世紀の初め、私たちは夢を見ました!それはアジャイル開発
 先進的で自動化され、協調的で、安心で、無駄がなく、柔軟な開発、人に優しいソフトウェア開発
 あきらめず実践していこう!
・アダプタブル・ウォーターフォール
・おすすめのプラクティスと代替プラクティス

 →特に自分ができていなくて、今後取り入れたいと思ったのは、リスクベースの計画。 
  開発が容易な順序ではなく、リスクが減少する順序で計画すること。
  早く確認した方が良いものから開発すれば、安心だねってことで。
  あと、自律的組織の実現は、今後の課題。
  ボトムアップの見積もりについても、プランニングポーカーしなくてはではなくて、
  見積をみせるだけでも、コミットメントに近い効果が得られるよと。
  コミュニケーションの為に、お菓子を渡すというのがあるけど、
  もらうと、残業しないと行けないと思う人がいるので、注意! これは、自分、あやうい。

「チケット駆動開発をパターン言語で読み解く」 あきぴーさん 資料

・最初に
 ・よく聞かれる質問 
  ・チケットの粒度、複数チームのタスク管理
 ・判断基準が暗黙知なので明確でない
  ・現場のノウハウが形式値として共有されていない
 ・チケット駆動開発はアジャイル開発なのか
・プラクティスをパターン言語の形式で実現
 ・現場の経験値を再利用できる形式にする
・原則・価値観・プラクティスでまとめる
・まとめ
 パターン言語で現場の経験値を表現できそう
 TiDDとアジャイル開発の親和性を説明できそう
 プラクティスが生成的(=generative)な特徴を表現したい

 →高度な内容のように聞こえて、自分の理解が追いついていない感じですが、
  「現場の経験値を再利用できる形式にする」とか、
  「開発者に自己管理する勇気の基盤を与える」というのは、自分も悩んでいて、共感できた部分です。

【講演1】
「初めてのアジャイル開発」- 我々はどのようにアジャイルを実践したか-
アジャイルサムライ読書会at大阪道場(木虎さん)

→ナレッジの紹介を中心としたセッション。
 プランニングポーカーで、基準となるストーリーを使い回すとか、
 ペアプロで、意識して休憩をとるようにするとか、
 KPTでやるときも、Good, Badを事実ベースで洗い出してから、原因・問題分析するとか、
 明日から使えそうなナレッジが詰まっていました。

【講演2】
「京アジャ 春の特別出張編」京都アジャイル勉強会

→出張という言葉の通り、100人近くいる状態で、特にグループ分けすることもなく、
 ワークショップをしようという、意欲的なセッション。
 エレベータピッチを45分で作って発表。形式は、
  [ ]したい[ ]向けの[アジャイル]という開発手法があります。
  これは[ ]ができ、[ ]とは違って、[ ]が備わっている。
 自分はこんなふうにしてみました。
  [業務がよく変わるため、システム仕様がどんどん膨らむ課題を解決]したい
  [ユーザを持つSIer]向けの[アジャイル]という開発手法があります。
  これは[イテレーションごとに優先順位を都度変えて開発、最適化すること]ができ、
  [ウォーターフォール]とは違って、[無駄のないシステムができる特徴]が備わっている。
 書き換えを行ううちに、若干、ん?という部分が出てきて困りましたが。
 こういう会場で、見ず知らずの方と共有したりするのは、新しい発見があっていいなぁと思いました。

・チャンスは突然やってきます。
 アジャイル開発の素振りは十分できていますか?
 素振りは、すぐにでもできます。
 いつから始めますか?:今でしょ?

【講演3】
「プラクティスって何だろう。」 
スクラム道関西 山本さん、開原さん、宇野さん、原田さん、中村さん

→スクラムマスターの実践事例を聞いてみようというセッション。
 質問にパネラーが答える感じで、議論が進みましたが、内容が興味深かったので、メモ。
 こういう話は、実際にいろいろ聞いたり体験してみないと、分からない話だなぁと引き込まれました。

・振り返りのマンネリ化
 過去の振り返りを写真に撮った結果をみてもらい、違う刺激を与えることはやっている。(中村さん)
 やめてみる→やったほうがよくない?となるまで。(原田さん)
・アジャイルを始めたきっかけ
 走りながらやるしかない状況になった(宇野さん)
 自分もそうで、2, 3週毎にリリース出していったら、いい感じになった(中村さん)
 ほかに方法がなかった(原田さん)
 デスマを経験して、いいやり方を模索した(開原さん)
・スクラムのユーザの反応
 スクラムはフィードバックがないと進まないので、しんどいという印象。
 やっとうちのシステムを作っている気になった、というのはうれしかった。(原田さん)
 完成したことに驚かれたりした。(開原さん)
 情報システム部門から、俺、いらんやんと言われた。伝書鳩みたいと。(中村さん)
 受託だと、やっている途中はいいが、現場にものを入れているとき、
 スプリント途中で動けなかったら、不満があった。(山本さん)
・スクラムマスターとしてどうチームに教えるか
 別にアジャイルだからといって特別なことはない。
 子どもに戻すのが簡単。キャンプ行ってカレー作れと言います。(原田さん)
 朝会、振り返り、タスクボードだけ入れてとりあえずやってみる。
 割とトップダウンの場合や、やりたいというメンバーが居る場合は、一日説明し、
 そのあと実践。(中村さん)
 本当にみんなやりたがっているか、確認してみるのはいいかも。
 やらされ感でやっていてもよくないので、やりたくないならやらないのも手である。
 たいてい、しんどいけど楽しいという風にはなる。紙ヒコーキワークショップとか。(宇野さん)
 連れ立ってコミュニティに行ってみる。面白い人も居るので、機運も高まる。(開原さん)
・POが価値を定義できない場合どうすれば良いか。
 Readyにならない間は、チームが仕事をしてならない、という意見がある。
 チームから人を引き抜いて仕様チームを作ってサポートしたらベロシティが3倍になったことも。(原田さん)
 仕様を作るために、救ってあげられることもある。(宇野さん)
 POとメンバーが相談していることはある。タスクは進まないけど。(中村さん)

【ライトニング・トークス】
→5名の方の発表。
 みなさん、うまい。というか、エネルギーをとても感じる内容でした。
 アジャイルを広めたり実践するためには、こういうエネルギーも必要なのかなぁと思ったりするけど、
 自分には自分のやり方があるだろうと、思い直したり。
 ただ、たいていオチつきなのは、やはり関西ゆえでしょうか。

【和室】
→「アジャイル双六」はじめて見ましたが、これは面白い。会社のメンバーに広めよう。

全体通じて、感じたこと。
・費用がカンパだったり、しかも本もありというのは、なかなかユニークでした。
・会場がよかったです。ホールなので、どこからでも見やすいし、
 席にはミニテーブルがあり、メモも取りやすかったです。

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