Developers Summit 2014 2日目

Developers Summit 2014の2日目に参加しました。

参加したセッションと、感想を少しずつ。

14-B-1 やる気を引き出す組織風土の作り方(サイバーエージェント 藤田 晋さん)
14-B-2 グリーを支えるデータ分析基盤の過去と現在(グリー 橋本 泰一さん)
14-B-3 IMPACT MAPPING~インパクトのあるソフトウェアを作る(チェンジビジョン 平鍋 健児さん)
14-D-4 デベロッパー戦国時代!ストーリーをつなぐ開発環境と3つの秘訣(アトラシアン 長沢 智治さん)
14-D-5 iOSアプリケーションの継続的デリバリー ~エンタープライズ品質のiOSアプリケーションを目指して~(リコー 梅原 直樹さん)
14-D-6 45 new features of Java EE 7 in 45 minutes(日本オラクル 寺田 佳央さん)

14-B-1 やる気を引き出す組織風土の作り方(サイバーエージェント 藤田 晋さん)
会社の業績が伸びていること、社員が十分な対価を得られていることを前提として、
組織、人事、社風それぞれについて語る。

組織
 上が詰まっていない。40代は3%。
 男女比:半々が理想と思っている。モラルに影響し、モチベーションにも関わってくる。
 「ポジティブな社員」がマジョリティ。
 抜擢は実績以上に「人格を重視」。組織はいつまでもピラミッドなので、その下が腐ってしまう。
 2年毎に1−3名の取締役を入れ替える制度がある。居座ると思うと、閉塞感が生まれる。
人事
 CAJJ制度、目標をレベル設定する。
 撤退のルールを決める。撤退することになっても、いきなり言い渡されるより納得感がある。
 合宿。取締役と選抜された(キーになる)社員がビジネスプランや先送りされた課題解決を行う。
 場所を変えるのは重要。
 社内キャリアエージェント。芸術的な適材適所を目指す。
 福利厚生。この会社やめたくないなという環境を作った方がトータルでは安い。
社風
 空気・雰囲気作りを意図的にやる。
 社員総会での表彰、オープンなSNS活用や、飲みニケーション。
 納得いかないまま働いていてもよくない。

⇒私は、どんどんサービスを生み出して成長していく方の会社ではない会社にいるけれども、
 あーこのやり方とか考え方使えるというものがいくつもあった。
 「閉塞感を減らす」「適材適所」「この会社やめたくない環境を作る」「空気・雰囲気作り」
 たぶん、もう何年か前に聞いていても、組織全体のイメージがつかなくて、聞き流していたと思うけれども、
 やっと、この辺りを実感として感じられるようになってきたのかも。

14-B-2 グリーを支えるデータ分析基盤の過去と現在(グリー 橋本 泰一さん)
グリーのデータ分析基盤の紹介。

⇒個人的に意外だったのは、Webサイト分析では一般的な手法を、ソーシャルゲームにも導入した、というくだり。
 私の中では逆のこと(アプリの分析をWebでの分析にフィードバックできないかな、的な)を考えていた。
 Webである程度の規模になったら、Hadoopなんか使って、差別化のために自家製の分析をもつのは、ありなんじゃないか、と考えさせられるセッションだった。

14-B-3 IMPACT MAPPING~インパクトのあるソフトウェアを作る(チェンジビジョン 平鍋 健児さん)
翻訳することにした理由
 この機能は何のためにあるのだろう。この機能をもっと分かってほしい。
 ソフトウェアを作る人と使う人の、意図が伝わるんじゃないかと思った。
 スクラムで扱うプロダクトは、どこから来て、その成果はどこへ行くのか。
 スクラムが回っているその外側は何かを考える。
 ソフトウェアで世界を変えたい!と思っている人に読んでもらいたくて訳した。
 アジャイルは一つの解。

インパクト・マッピング
 WHY、WHO、HOW、WHATを考える。
 (WHATは、何を私たちは提供できるかであるが、特にソフトウェアである必要はない。)
 この本に書いてあることは、アジャイルの中でも核心をついている。

マインド・マップ
 議事録をとる時に、マインドマップでやると、早いし、議論が迷子にならない。
 スピーチする時に、マインドマップを書いて、絵を思い描きながら話をすると話しやすい。
 Tree構造だから、ExcelやPowerPointとも簡単にやり取りできる。

⇒平鍋さんの軽妙かつ分かりやすいトークで引き込まれるセッション。
 すぐに効いてくるのは、プロダクトやWebサービスを開発する時だとは思うけれど、
 もうエンタープライズだから、そこは知らないという世界ではやってられないので、
 仕事に限らず、積極的にこの方法を取り入れる。

14-D-4 デベロッパー戦国時代!ストーリーをつなぐ開発環境と3つの秘訣(アトラシアン 長沢 智治さん)
テクノロジーの進化、早まるデリバリーのサイクルにより、
ディベロッパー、開発現場の資質が問われている。
そこに、開発ツールが・・・

⇒長沢さんを知ったのは、MicrosoftのTech Edの時だったか。
 だからアトラシアンの長沢さんというのは最初違和感があったけれど、昨今の流れで言えば、DevOpsを支える製品が、TFSからアトラシアンの製品群に変わっただけで、話の内容は違和感なし。むしろ、今後どんな展開になるのか楽しみなセッションだった。

14-D-5 iOSアプリケーションの継続的デリバリー ~エンタープライズ品質のiOSアプリケーションを目指して~(リコー 梅原 直樹さん)
まさに実機を利用したiOSでの自動テストのテクニックが聞きたくて、参加。

 テストフレームワークを同梱してビルドし、操作する。
 自動でipaファイル作成。複数のデバイスに自動でインストール。
 Frankというhttpで外部から複数台のiOS端末を操作。
 しかしiOS7からTouch禁止になったので、
 iOS以外はCalabash iOS経由で、iOS7はinstruments経由で操作。

 1台につき1端末しか操作できないので、VMを複数動かしVM間でアプリ操作
 増え続けるfeatureで遅くなったので、空き端末で並列実行させる仕組みで高速化
 デバイス、OS(iOS6/7)、ネットワーク環境を組み合わせてテスト

 24時間365日、テスト。ここまでやってエンタープライズ品質。

⇒正直、ここまでストイックにやるのかと思うところがあるけれども・・・徹底的に自動化するという意味ではぶれていない。ユーザーがその品質を求めているのであれば、こういうやり方もあるのだと学ぶ。(Androidも対応となったらさらに大変だなとは思うが)



今回6回目にして初めて、デブサミに会社から費用を出してもらって出かけました。
(これまでは、私の意思で、勝手に行っていたという方が強いのですが)
そろそろ、会社の中で、自分がこうやったらいいと思うことを積極的に提案することが必要な段階に来たなと感じているので、まずはそれをやろうと思っています。
チームには、もちろん、今回得た気づきを共有・実践します。

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