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私のコンピューターの先生

2000年に、システムエンジニアを初めて、まもなく14年となります。今週もまた一つ、Webサイトをオープンさせる仕事が待っています。新3Kなどと呼ばれ、人気のなさを感じるこの頃ですが、私にとってはとてもやりがいのある仕事です。

最近、なぜこの仕事を選んだのかを考える機会がありました。
その時、私は、ふと大学時代の恩師である、伊藤鉄也先生のことを思い浮かべました。

高校で国文学に興味のあった私は、1996年から京都の某大学で国文学を専攻していました。
そして、当時非常勤講師であった伊藤先生の講義を受講し、古典文学をコンピューターで正確に記録し、解析・研究することを学びました。また、その縁もあり、源氏物語の本文を電子化するために、単語区切りのバイトをさせていただいた記憶があります。

この大学での講義は、私の中で興味のあった、古典とコンピューターという2つを、決定的に結びつけるものでした。

4回生になった私は、大学院に行って古典の研究を続けたいという気持ちと、もっとコンピューターの世界を深く知りたいという気持ち、両方を抱えていました。

結果としては、後者に進みました。
システムエンジニアとして、システムのプログラミングや設計をしながら、コンピューターとは何かを考えていますが、新技術への対応のために時間を割くことが多く、コンピューターの本質の理解という点では、到底先生の足元にも及びません。

伊藤先生が、最近どのようにされているか気になり、Webで検索をしました。
今は本当に便利なものです。先生の概要は、ウィキペディアなどにも掲載されています。

現在は、国文学研究資料館、総合研究大学院大学の教授であり、源氏物語電子資料館の理事長でいらっしゃいます。
源氏物語の研究自体は、世の中に出回っている各種本文でも可能ですが、平安時代の正確な伝本がない中では、今あるテキストを正確に記録し、異同を明らかにすることが、重要です。
ブログなどを拝見させていただいても、あの当時と何一つ変わらない、一貫した姿勢が伝わってきます。

伊藤先生のなさっていることは、まさにあの当時私が憧れていたことで、古典研究する上で重要なテキストを後世に残すために、どうコンピューターを活かしていけばよいのかを考え、具現化し、発展させようとしています。さらに、テキストだけでなく、それに関わるあらゆる情報を収集し、整理されようとしています。とても気の遠くなるような作業だと思いますが、ずっと継続していらっしゃいます。

私にとっては、雲の上の、そのまた上の存在である先生ですが、陰ながらその活動を応援していきたいと考えています。

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